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マキタMEM2610Uエンジン不調!掛からない止まらないを解決

2025 6/15
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修理ブログ
2025年6月15日

長年、庭の手入れや農作業の頼れる相棒として活躍してきたマキタ MEM2610U 刈払機。しかし、ある日突然のエンジントラブルや思わぬ不具合に直面し、作業が滞ってしまうことは少なくありません。今回は、GIJIE工房に持ち込まれた一台のMEM2610Uに発生した、多岐にわたるトラブルとその修理の全貌を徹底解説します。**「エンジンが動かない」「エンジンが止まらない」「マフラーの破損」「混合燃料の吹き出し」**といった複合的な問題がどのように解決されたのか、その詳細を追っていきましょう。


目次

エンジン不動の原因究明と修理:キャブレター清掃とエアクリーナー交換で息を吹き返す

まずは、最も深刻な症状である**「エンジンが全くかからない」**という問題から着手しました。刈払機にとって心臓部とも言えるエンジンが不動では、何も始まりません。

通常、エンジンがかからない場合、燃料系のトラブルか点火系のトラブルが考えられます。今回のMEM2610Uの点検を進めていくと、驚くべき事実が判明しました。それは、エアクリーナーが完全に外された状態で使用されていたことです。エアクリーナーは、エンジンが吸い込む空気をろ過し、ゴミや異物が内部に侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。それが無ければ、外気に含まれる塵やホコリがダイレクトにエンジン内部、特に燃料を霧化するキャブレターへと吸い込まれてしまいます。

キャブレター内部には大量のゴミが堆積し、燃料の通路を完全に塞いでいました。これでは、いくらスターターを引いてもエンジンに適切な混合気が供給されるはずもありません。

  • 原因の特定:
    エアクリーナーの欠損によるキャブレターへの深刻なゴミ侵入。
  • 修理作業:
    1. キャブレターの分解と徹底清掃: まず、キャブレターを本体から取り外し、慎重に分解しました。内部に詰まった微細なゴミやスラッジを専用の洗浄剤とエアブローで丁寧に除去。特に、燃料が通る細い通路(ジェット類)は念入りに清掃し、目詰まりを完全に解消しました。
    2. 新品エアクリーナーへの交換: 清掃を終えたキャブレターを組み付けたら、当然ながら新品のエアクリーナーを取り付けました。これで、今後ゴミが侵入する心配はありません。
    3. スパークプラグの同時交換: 点火系の確認も怠りません。長期間使用されたスパークプラグは、電極が消耗したりカーボンが付着したりすることで、点火性能が低下している場合があります。今回は、エンジンの始動性をより確実にするため、新しいスパークプラグに交換しました。

これらの処置を施した結果、セルを引くと同時に力強い爆発音と共にエンジンは「ボボボ…」と息を吹き返し、安定したアイドリングを取り戻しました。修理の基本ではありますが、エアクリーナーの重要性を改めて認識させられるケースでした。


エンジン停止不良の解決:断線箇所の特定と確実な配線補修

エンジンが無事に始動するようになったところで、次の問題である「エンジンが停止しない」という症状に取り掛かりました。これは、作業者の安全を確保する上で非常に重要なトラブルです。緊急時にエンジンが停止できないとなると、思わぬ事故に繋がりかねません。

エンジン停止スイッチが機能しない場合、多くはスイッチ自体の故障か、その配線の問題が考えられます。今回は、停止スイッチ本体には異常が見られなかったため、配線系統の導通チェックから開始しました。

診断の結果、イグニッションコイルから停止スイッチ、そして停止スイッチから機体内部の配線に至るまで、合計4箇所もの断線が発見されました。目視では分かりにくい場所もありましたが、テスターを使って地道に導通を確認していくことで、すべての断線箇所を特定することができました。

なぜこれほど多くの箇所で断線が起きていたのでしょうか?推測ですが、おそらく作業中に何らかの物体に配線を引っかけてしまい、強い力が加わって切れてしまったものと思われます。刈払機は激しい振動や衝撃にさらされることが多いため、配線類も意外ともろい部分です。

  • 原因の特定:
    イグニッションコイル〜停止スイッチ間の配線断線(4箇所)。物理的な損傷が原因と推測。
  • 修理作業:
    1. 断線箇所のはんだ付け: 特定した断線箇所を、丁寧にはんだ付けで接続しました。はんだ付けは、確実な導通と耐久性を確保するために非常に重要な作業です。
    2. ギボシ端子による補強: ただはんだ付けするだけでなく、今回はさらにギボシ端子を使用して接続部を補強しました。これにより、振動や引っ張りに対する強度が高まり、再度の断線を防ぎます。
    3. 伸縮チューブと絶縁テープによる絶縁・保護: 補修した配線部分は、剥き出しのままではショートの原因となったり、再度断線しやすくなったりします。そこで、伸縮チューブを被せてヒートガンで収縮させ、しっかりと絶縁。さらにその上から絶縁テープを巻き付け、徹底した保護を施しました。配線は一本一本丁寧に束ね、振動による擦れや断裂を防ぐよう配慮しました。

これにより、停止スイッチは正常に機能するようになり、エンジンの始動・停止が確実に行えるようになりました。安全性に関わる部分だけに、徹底した修理が求められる箇所です。


破損マフラーの交換と遮熱板の補修で安全性と排気効率を回復

刈払機のマフラーは、排気音を低減するだけでなく、排気ガスを適切に外部に排出する重要な部品です。今回持ち込まれたMEM2610Uのマフラーは破損しており、見た目だけでなく排気効率や安全性にも問題が生じていました。

  • 修理作業:
    1. 破損マフラーの交換: まずは、破損したマフラーを新しいものに交換しました。これにより、エンジン本来の排気効率が回復し、騒音も抑制されます。
    2. 遮熱板のはんだ付け修理: マフラーの上部には、作業者の火傷を防ぐための遮熱板が取り付けられています。この遮熱板が外れてしまっていたため、熱いマフラーに直接触れてしまう危険がありました。今回は、外れていた遮熱板をはんだ付けでしっかりと固定し、安全性を確保しました。これにより、作業中の不意の接触による火傷を防ぐことができます。

混合燃料吹き出し問題の解決:タンクベントの機能回復

最後に解決したのは、「混合燃料がタンクから吹き出す」という問題です。これは燃料の無駄になるだけでなく、周囲を汚したり、引火の危険性を高めたりする可能性もあります。

燃料タンクから混合燃料が吹き出す原因はいくつか考えられますが、今回特定したのは、「タンクベント」の異常でした。タンクベントとは、燃料タンク内の圧力を適切に保つための部品で、燃料が消費される際にタンク内が負圧にならないよう、外部から空気を導入する役割を担っています。

  • 原因の特定
    タンクベントが外れていたため、機械を傾けた際などに、燃料が吹き出してしまっていた。
  • 修理作業:
    • 外れていたタンクベントを元の位置にしっかりと取り付け、機能回復させました。これにより、燃料タンク内の気圧が正常に保たれ、燃料の吹き出しがピタリと止まりました。

まとめ:諦める前にプロの診断を!GIJIE工房が刈払機を完全復活させる

今回のマキタ MEM2610U 刈払機の修理は、多岐にわたるトラブルの複合的な解決となりました。エンジン不動から始まり、停止不良、マフラーの破損、そして燃料の吹き出しと、一見すると「もう買い替えかな?」と思ってしまうような症状ばかりでしたが、GIJIE工房の専門的な診断と確実な修理によって、このMEM2610Uはまるで新品のように蘇りました。

今回の修理を通じて、特に以下の点が重要であると再認識させられました。

  • 基本的な部品の点検の重要性:
    エアクリーナーのような基本的な部品が欠損しているだけで、エンジンに甚大なダメージを与える可能性があります。定期的な点検と消耗品の交換は、トラブルを未然に防ぐ上で極めて重要です。
  • 配線トラブルの複雑さと安全性
    配線の断線は、一見単純なようで、エンジンの停止といった安全性に関わる重要な機能に影響を及ぼします。確実な接続と絶縁は、安心して機械を使うための必須条件です。
  • 専門知識と経験による確実な診断
    表面的な症状だけでは判断できない根本原因を突き止めるには、機械に対する深い知識と豊富な修理経験が不可欠です。

もし、あなたのマキタ MEM2610U 刈払機、あるいは他の機械に何か異常を感じているなら、諦める前にぜひGIJIE工房にご相談ください。経験豊富なプロの目と確かな技術で、あなたの大切な機械を再び最高の状態へと導きます。どんな些細なことでも、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

GIJIE工房 代表のアバター GIJIE工房 代表

自動車整備専門学校で4年間学び、小型1級自動車整備士を取得。卒業後は国産ディーラーにて4年間、自動車整備士として経験を積みました。さらにチェンソーメーカーに転職し、14年間にわたり製品知識や修理技術を習得。これらの経験を活かし、農林機械の修理・販売を中心に、伐採や草刈りといった現場作業も請け負う「GIJIE工房」を立ち上げました。地域に根ざした丁寧なサービスを心がけています。

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